良い姿勢を維持するための条件
重力に抗する姿勢を維持するために働く筋肉は、
頚部伸筋群
頚部屈筋群
脊柱起立筋
腹筋
腸腰筋
大臀筋
大腿四頭筋
ハムストリング
下腿三頭筋
前脛骨筋
などです。
これらは抗重力筋といって、立位姿勢を保つ筋肉です。
良い姿勢を保つためには、この筋肉が姿勢の変化に合わせて
正しく働くことになります。
そして支持基底面と言って
両足で立位を保持した時の両足底とその間の面積の中心に重心があることです。
でも、きちんと中心に位置した場所に重心があったとしても
長時間同じ姿勢を繰り返していると静的姿勢を保持するために筋肉は、
動かないまま力が入っている等尺性収縮を強いられているので筋疲労が生じます。
その場合、筋の過剰な収縮を防ぐには、頻繁に姿勢を変えることが大切になってきます。
目安としては、30分から40分に1回は、
姿勢を変えたり動いたりすると良いでしょう。
また、作業姿勢にしても少し考えると良いです。
立ち仕事の場合、理想的な高さは、
身長/2+5〜10cm
と言われています。
履物や踏み台などを利用したり
腰掛けなどを使って自分の高さに合わせる工夫も必要かもしれませんね。