体幹を働かせてよい姿勢をキープしたいのなら呼吸と胸郭の動きを確認してみましょう。
呼吸がきちんとできていないと腹筋などを鍛えても姿勢を整える事が出来ません。
まず呼吸の確認です。
1.肋骨の上部は吸ったときに上に引きあがってきます。
手を胸に置いて動きを観察してみましょう。
2.肋骨下部は吸ったときに横に広がってきます。
息を吸うと肋骨の下部についている横隔膜は下に下がり、胸(胸郭)の内部は広がります。
これにより肺は広がり、酸素が隅々に運ばれます。
逆に吐くと、横隔膜は上に上がり、胸(胸郭)が縮みます。
この横隔膜と連動しているのが腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群の筋肉です。
この4つがコアの筋肉で、身体の軸となるものです。
お腹の中にボールがあるとイメージしてください。
このボールがぺちゃんこではなく、しっかり膨らませてキープしておくことで
身体の軸ができ、自然に良い姿勢が保たれるのです。
また内臓もあるべき位置に収まりますので内臓の動きも調子よくなります。
まずは、胸の動きをチェック。動かないようでしたら、お風呂の中で胸の周りの筋肉を
手の指の腹で圧し動かして柔らかくしましょう。