赤ちゃんが生まれてから歩くようになるまでに行う動きの一つ一つに意味があり、
これはすべて遺伝子レベルでプログラミングされているものなんですよ。
その流れは、
1.大泣き 4つの深層筋のトレーニング(呼吸)
2.首がすわる 頸椎のトレーニング
3.寝返りをうつ 背骨の回旋トレーニング
4.ハイハイ 背骨の屈曲、伸展、側屈トレーニング(肩甲帯の安定)
5.つかまり立ち 足裏の筋肉、バランス感覚トレーニング
6.歩く バランス感覚トレーニング、筋肉運動のリンクトレーニング
この間、小学校の校長先生とお話しした時、
最近の掃除は、「雑巾拭きがない」理由を教えてくれました。
昔は、廊下を雑巾拭きで競走した記憶があるのですが、それをやるとうまくできなくて、
顔をケガする子が多くなり、現在はモップがけになっているとか‥
これは、赤ちゃんの時のハイハイの時期を十分に行ってこなかったからなんです。
このハイハイの時期は、肩甲帯の安定につながるトレーニングを行っています。
「成長が遅くてなかなか立ってくれない」とお話される赤ちゃんのお母さんも多いと思いますが、
赤ちゃんは、発育発達の過程をしっかり行うことにより、身体を上手に使えるようになるので
歩行器に焦って乗せなくても大丈夫です。
全ての動きに通じる良好な姿勢を獲得するために基本となるこの発育発達理論。
コンディショニングでは、この理論をもとに筋肉を元々の状態にしてから
筋肉を再教育していきます。