お花の匂い、アロマの匂い・・・
今マスクで、香りを楽しんだり、日常の何気ない空間の香りを感じることがとても少なくなってきました。
実は、香りで気分が良くなったり、あるいは不快になったり、嗅覚は感情に大きな影響を与えるんですよ。
また、香りで何かを思い出して懐かしい気持ちになるのは、嗅覚が記憶にも深く関わるからです。
香りは五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)のうちで一番早く脳に刺激が行くのですが
嗅覚だけ自律神経のコントロールセンターと言われる視床下部を通らず、
大脳辺縁系などの古い脳に入っていきます。
大脳辺縁系は感情や記憶に深く関わる部位なので、香りの刺激で記憶が呼び覚まされるという感じです。
また、大脳辺縁系は、もちろん視床下部とも関係が強いので
ホルモンの変動や自律神経の反射にも大きく関わります。
さらには、合理的で分析的な思考や、言語機能をつかさどる大脳新皮質にも影響を与えているので
判断力や集中力など理性的な行動にも変化を及ぼします。
痴呆が進む方の典型的な最初の動向は、香りに鈍感になるというエビデンスがあるそうです。
日頃から香りに触れたいので私は、手軽に手に入るアロマを使っています。
日中は、元気に過ごしたいので、私は、柑橘系の特に「グレープフルーツ」が好きです。
効能は、気分を爽快にしてくれる。血管やリンパの流れの促進、むくみや肥満の予防や改善、解消に有効です。
肝臓を強壮する作用や消化を促す作用があるので二日酔いの解消にもお勧めですよ。
アロマは、分子構造が小さいので芳香するだけでも鼻から血管に入り、作用してくれます。
夜は、ラベンダーの香りが睡眠にはとても良いと言われています。
ただ、注意してほしいのは、必ず100%天然成分の精油を選んでくださいね。
また、嗅覚は数分で順応してしまうので人勧センサーで「シュッ」と出るのを私は愛用していますよ。