身体の2/3は、血液を含む水分です。
その中のリンパ管は身体の下水道とも呼ばれています。
動脈から酸素と栄養素が細胞に運ばれて、
細胞はそれらを取り込み生命活動を行います。
そこで排出された老廃物として二酸化炭素やカス、余分な水分を
静脈が回収します。
そして、リンパ管は静脈では回収できない大きな老廃物やウイルスなどの
危険なものを回収していくのです。
でも、リンパ液の流れは、心臓から力強く送りだされる血液の流れとは違い、
筋肉の収縮などの筋活動や呼吸に助けられながらゆっくりと流れていきます。
そのため、筋肉が硬い場合やあまり動かない場合は、流れづらくなり
むくみの原因につながってしまいます。
滞りがあると細胞も元気がなくなり、身体の調子も悪くなりますので
ぜひ、筋肉を柔らかくするために動かして筋活動をさせましょう!
足の甲で試してみましょう。
①圧し動かして下さい。
甲は、筋活動ができないところなので冷えている場所です。よく、バレリーナが
足の甲までレッグウォーマーを履いているのはそのためです。
②触る(筋活動をする)と表皮が白くなります。
リンパが老廃物を回収した証。
③その後、温かくなるので赤みが出てきます。
この温かさは、ストレッチをしたり、筋トレをしたときよりも持続します。
リンパ還流は免疫力アップにもつながりますので、身体の持っているシステム
を有効活用したいですね。