ジョイント・バイ・ジョイントから痛みの原因を考察
バトミントンをやられているお客様が肩の痛みで来店されました。
1年前には肩が上がらず、競技を1年近く休んでいたそうですが、最近復帰。
肩の前側は、痛むものの
それは「仕方ない」と言うことで済ませてしまっていたようです。
以前にもこのブログで書きましたが、
「ジョイント・バイ・ジョイントセオリー」と言われ、
身体の関節は、個別に働きながら、複数の関節と協同して動く事で機能的な動きにつながっているという
理論があります。
肩の痛いところに着目しがちですが、
実は、痛みのある関節の隣同士の関節が
モビリティ関節(動く)、
あるいはスタビリティ関節(動かない)の役割を果たしているかどうかをチェックした方が効率的なのです。
痛みは、あくまでも結果に過ぎないということになりますね。
バトミントンを打つには、
腕や肩だけでなく、前胸部のストレッチ、肩甲骨の内転の動きがあり、胸椎の回旋が入る。
そこに股関節、膝、重心移動と全て連動してして動くことになります。
どれか一つでも可動域が失われたりすると代償の動きになり、痛みや怪我につながるのです。
特に運動に大切な胸椎の可動域が低下する原因は、
1.デスクワークで同じ姿勢を繰り返して、動くことが少ないこと。
2.携帯などの影響で下を向くことが多くなり、頭部を支える首の負担が大きく、姿勢が乱れること。
などなど挙げられます。
これから寒くなり、一段と背中が丸くなって、胸椎の可動域がさらに低下してきます。
そこで私のおすすめのエクササイズをご紹介します。
横向きに寝て、息を吸いながら上半身だけ回旋していきます。
腕をそのまま後の床を触るように動かしても良いですが、
おすすめは、
回旋しながら腕の力を抜いて大きく円をかくように回すこと。
肩甲骨の動きも促しますので一石二鳥です。
腕が動かしやすくなったり呼吸がしやすくなったり…
姿勢も背筋が伸びた感じがしますのでぜひ、毎日取り入れてみてくださいね。