鼻呼吸と口呼吸
運動指導をするとき、まず口呼吸の方は、鼻呼吸で行うように指導させてもらっています。
口呼吸になると顔がどんどん前に突出してくるので猫背を助長してしまうのですよ。
鼻呼吸にするメリットは、
空気中の雑菌やバクテリアが鼻毛で除去されたり、
吸い込んだ空気は肺に到達するまでに体温と同じになったりするのは知られていますね。
呼吸は、酸素を身体に取り入れて、二酸化炭素を排出するのですが、
排出されずに体内に残る「二酸化炭素」は、ヘモグロビンと結合した酸素を細胞に放出するのを
助けるのです。
口呼吸になると二酸化炭素排出過多になるため、細胞への酸素放出が減少してしまって、
身体に酸素が行き渡らなくなるのです。
そして、呼吸器疾患や睡眠障害、集中力の低下などの不調につながるのです。
また、副鼻腔粘膜より分泌される一酸化窒素を有効活用できるので
鼻呼吸は健康維持に欠かせないのです。
この一酸化窒素は、気道や血管の拡張作用、高血圧予防、コレステロール値を下げる、静脈瘤を予防、
動脈の老化を防いで柔軟性を保つなどの作用があります。
質の良い呼吸をしたいですね。